大阪育ちのナガサキが熊本ではたらくブログ

~東京生活を捨て、妻と子供と熊本へ移住をし、地方の可能性を発信する夢見がちな一般ピーポーの日々~

熊本地震で分かった本当に重要な一つの心構えと三つの物の話

   

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これはあくまで、僕個人のケースであって、他の状況の方々とは全く合わない点も
あるとは思うのですが、東日本大震災から5年程度で大規模地震が起こったと
いうことは事実なので、改めてライフラインが止まった中で生活をすることを通じて、
僕自身が重要だと思ったこととか、分かったことを書いておきます。
地震直後の様子は、別エントリとしていて、この経験の中で必要だと感じたことを
書いています。

直後の様子
http://ngk-nagakuma.com/archives/488

【重要だと思ったこと】

・必要な物をどっかで買えるとか、誰かに貰えるという考えは捨てた方が良い。
阪神大震災、東日本大震災の揺れは経験していたが、ライフラインがストップ
したとか、そういうことは無かった地域であった。せいぜい電車が動かなくて
通勤出来なかったとか、帰れなくなったとかそんなレベルであった。
従って、地震が起こっても、店は開いていて、品物は少ないけれども、
何かしらは手に入るというイメージがあった。
実際に、14日の地震のみであれば、居住エリアでは上記の状態であった。
ずぼらな僕は、事が起こってから最低限の調達をすれば良いと考えていたし、
それでも大丈夫だと思っていた。
けれども、ライフラインがストップすると店は開かないし、何かを手に入れる方法は
全くもって無くなる。そして、どこかに何か無いかと探し出す人がかなり現れるので、
少しの移動なんかもギクシャクし始める。
いつか物資が届くだろうなんかも心のどこかで思っていたが、実際にいつになるか
分からない物資のことを思って、その時点での安心を得ようとするのは不可能に
近かった。
水も電気もガスも、それ以外の一切の物資も手に入らない状態が
実際に存在するということを、身を持って知った。
万が一に備えるとなった場合、この部分をどこまで想像できるかが非常に
重要だと思う。

・懐中電灯とラジオは単体毎で持っているのが良い。
スマホのライトとアプリでどちらも賄えるからいらないと思っていた。
しかしながら、どちらも単体毎で必要である。
理由は、
・スマホはスマホとして使用するだけにし、充電を極力消耗しない運用が必要。
・光量はやはり懐中電灯の方が大きいので、どこかにぶら下げる等で明るいと
いう安心感が得られる。
・ラジオもずっと鳴らし続けることで、音の安心感と、リアルタイムの情報を得られる。
それだけで不安感は大きく拭い去られるし、その情報を周りに共有してあげることで、
周囲とのコミュニケーションも図れる。
があげられ、安心をより強固にしようとした場合、この二つがあるかないかの差は
とても大きいと感じた。
ちなみにどちらも持っていなかったので、スマホの充電がそっこーで切れた。。

・車にスマホ用充電器は載せておかないといけない。
これは本当に必須である。未だに必須である。これが無かったのが、
どこまでいっても不安だった。車にある程度のガソリンがあっても、
この車載用充電器が無いが為に、充電することは出来なかった。
誰かに借りれば良かったのかもしれないが、重要なのは必要な時に
自分のタイミングで使えるということであって、緊張状態ではi-phoneの人に
片っぱしから声をかけていく余裕もない。
携帯用バッテリーでも良いと思う。

避難用グッズはたくさんあるに越したことは無いんだと思うけれども、
個人的に本当に大事だと思ったのは、上記であった。

【分かったこと】

・カップラーメンは取り扱いが難しい。
本震が起こる前日にいくつか買ってきた自分ではあるものの、これが
いかに0点の準備物であるかが分かった。当たり前だけども、食べようと思うと、
お湯が必要で、お湯を得るためには、飲料水、カセットコンロ、ガスボンベ、
やかんか鍋、が必要となる。そのどれか一つが欠けても、成立しなくなるので、
そのことを全て理解した上で、準備をしておかないといけなかった。

・どっかに一個ぐらいでかいポリタンクを持っておいた方が良い。
水を持たないと!は誰もがおそらく思いつくが、後で分かるのは、
保存しておく為の容器がいかに重要かということ。
この備蓄力が安心感と、生活のし易さに直結する。

・車のガソリンは補充しておいた方が良い。
これはもう当たり前。14日の地震の時点では残り可能走行距離が
20km程度まで減っていたので、相当テンパったが、満タンに出来て
助かった。

・一番分厚いジャンパーを持って出た方が良い。
布団なんかを持って出られたら良いが、そうでなくても
一番分厚いジャンパーがあると枕に出来たり、寒さよけに
出来たり何かと役立つ。

・水が無くなると、どこまでも不便になる。
飲料水、洗面、トイレ、お風呂、洗いものは全てに制限がかかる。
歯を磨くのも、どんな段取りでやるべきか分からなかったりする。
飲むとトイレに行きたくなるし、飲み水もなるべく節約でみたいな考えに
なったりするので、全般的に水分不足になっていたりする。
元より持病があったりする人については、かなり負荷がかかると思うので、
コミュニティでうまくルールを作り、フォローしていかないと立ち行かなくなると
感じた。

・SNSがすごい。
twitterはあんまり使ったことが無かったが、そのリアルタイム情報には
かなり助けられた。今、そこで何が起こっているかをある程度把握できるので、
混雑状況なんかは特によく分かったし、基本的に現地もその通りであった。
しかしながら、よく分からないものも多いので、分からないものや信憑性が
低いものについては、無視する方が良いし、その線引きについては、震災云々に
関わらず個々人が注意して考えるべきだと思う。
あと、これらにアクセスできるかどうかの情報格差も、被災地内で発生するので、
その辺の共有の仕方なんかも今後重要だと感じた。

・取り出せない可能性があることを念頭においておかないといけない。
非常時に持ち出すものを棚に入れとくとか、どこかにしまうと、それを取り出せない事が
よく分かった。配置はある程度考えておかないと準備をふいにしてしまう可能性がある。

・全て今あるもので出来るかどうかが問われる
(逆に言うとあるもので何とかすることになる)。
無いものの方が多いので、それを憂い出すとキリが無くなったりする。
会社の片付けをする時も、ロープが無かったので、LANケーブルで縛ったりした。
これはあるから、これでどうにかしよかみたいな感じでしか物事を
進められなかったりするので、何事もポジティブにみたいなことは
よく言われているけども、人間は厳しいかもだけど、窮状であればあるほど、
ポジティブに居ることが迫られるのかなと何となく感じた。

 

 

最近、息子に難しい質問をするのがマイブームである。
「何のために生きているの?」「お金で幸せは得られるの?」とか、
回答はいつも珍妙で最高に面白いのだけども、
「将来ハゲたらどうしたらいいですか?」と聞いたら、
「パパみたいに?」と一言で返された。
あるものでなんとかしよう。ポジティブにいこう。

ほな

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