大阪育ちのナガサキが熊本ではたらくブログ

~東京生活を捨て、妻と子供と熊本へ移住をし、地方の可能性を発信する夢見がちな一般ピーポーの日々~

ファクトリエのシャツさえ着ておけば無敵にもなれるのではないかという話

      2016/11/17

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先日、ファクトリエの社長であられる山田さんのセミナーに参加させていただいた。かっけーHPが下記。
http://factelier.com/
ロゴ勝手に使ってます。すいません。。。

ホームページを見た限りでは、東京のどっかのオサレーな会社でしょと思っていた訳ですけども、実は熊本本社で、しかも山田さんの前職はソフトバンクヒューマンキャピタルという、同じソフトバンクグループ出身であったことが分かった。で、セミナーを聞き、懇親会で話させていただいて感じた結論としては、最近まったく服関連に関しては欲しいものが無かった自分が、ファクトリエの商品は買わずにはもはや日常生活をまともに過ごせないぐらい欲しくなった。必ず買うし、引き続きこの会社は間違いなく伸びていくなと確信した訳であります。

セミナーの内容について

内容うんぬんの前に、最近は、とある強化合宿に参加してから、話の内容が素直に体から発せられていて、まっすぐ立っているか、というところが
気になるようになったりしている。その意味で山田さんは、正々堂々と立っていて、場を支配していた。素晴らしいプレゼンだった(資料はソフトバンクっぽいなだったけど、意識されているかは不明)。

ファクトリエのビジョンは、
日本の工場(ファクトリー)から、世界一流ブランドを作る
であり、1990年には50%だったアパレル国産比率が直近では4.5%に下がっている。しかしながら、世界の名だたるアパレルブランドにおいても、
この4.5%の工場に対して発注を出している先はあり、山田さんはこの技術力を結集し打って出る活動に日々奔走されているようであった。詳しくはHPを再度。
http://factelier.com/

で、
・立ち上げ時の苦労話
インターネットで商品売るって言うとこから始まったのに、サイトのアクセスが自分で行った「1」って言う日々が長く続き、法人のリスト作成して電話をかけまくった(このリストの感じがSBっぽかった)。オンライン上でって話やのに、企業の喫煙所とかでごりごりオフラインで、シャツ買いませんかみたいな営業してた。

や、

・沸点が大事
起業をしたいんだけど、という相談を多く受けるが一つだけ言うとしたら、マリオがスターを取った時のように、自分の意志が沸騰しまくって、何が起こっても大丈夫ぐらいに本気で心から思えるならしたら良いと言っている。別に起業するタイミングが遅くても良いと思う。現に、レイ・クロックや、サム・ウォルトンや、カーネル・サンダースは、年齢としては遅かったはず。年齢よりも大事なのは沸点に達してるかどうかであって、タイミングという意味においても、この沸点が基準になると考えている。

など、色々面白い話を聞かせていただいた訳なのだけれども、
最も印象に残った話が、
「ファクトリエの商品には思い出が詰まる」という内容だった。僕はこの話を聞けたから、今後も応援するし、商品を買うと決めたのだと思う。

アパレル国産比率4.5%という危機的状況に直面しているアパレル製造業においては、構造的に「赤字」となる体質から脱却することはもはや無理ゲーと化しており、高齢化(誰もやりたがらないから)、意欲の低下(やっても赤字だから)が大きな課題としてある。しかしながら、ファクトリエの活動を通して少しは利益改善された工場が、最近になって若手の子が入るようになった。大きな前進ではあるが、長くは続かない。その原因は「ささいなことの積み重ね」であり、例えば、トイレが水洗じゃないとか、昼食時にスマホいじってたら、パートのおばちゃんからあんたもこっちに来て話に参加しろと絶対言われるとか、一つ一つは小さいのだけれども積み重なると辞める理由になってしまう。
そこで、始めたのが工場見学会(今でも月一回はやっている)。意図は、若手の子や、工場の人たちに、やる意義を感じてもらうため。やり方はけっこー荒っぽくても(現地集合、現地解散)、ファクトリエの商品を買ってくれる人たちは来てくれる。工場見学をした後は、必ず来てくれた人たちにその工場で製造された商品の思い出を色紙にして、工場側へ渡してもらっている。
「お父さんの誕生日にネクタイをプレゼントしたが、そればっかりするようになって困っている」とか、
「彼氏にマフラーあげたら、びっくりするぐらい喜ばれた」とか、
単純だけども自分たちが製造したものが世の中をちゃんと豊かにしているという実感を持って貰うということをやり出してからは、若手の離職をほとんど聞かなくなった。水洗トイレにすぐ切り替える金も正直ないのが現状。だけども、やれるとこからやっていく。ファクトリエの商品は思い出が詰まる。ここはファストファッションとは大きく違う点だと思っている。と、この話は正直シビれた訳で、この人本気でやってんなと言うのがすごい伝わった。

質問や懇親会では、
・苦しい中で、最初に「キタコレ」って感じた瞬間はいつですか?に対して、
⇒アクセス数「1」から、売り上げがあがって、そしてその人であろう方からリピートの売り上げがあがった時、キタコレまではいかないけど、単純に
めっちゃ嬉しかった。商品の良さが伝わったんやなと思った。

・ビジネスでは適正規模があると思う。例えば、とらや、ロイズ、六花亭はどれも売上が180億円程度。もしかすると、最高の品質と規模の原理からいうと、その辺りに解があるのかもしれない。

・一年間に服って40億着作られて、26億着は捨てられる。そういうのでなんか出来ないかなと思っている。

・会いたい人には毎回手紙を書いている。信じられないと思われるけど、そうやって会いたい人にあってきた。

・1万円のシャツを買う人は、消費者のうちの20%程度と言われている。で、そのほとんどは一流ブランドのものを買う訳で、その中からファクトリエ選ぶなんて普通無い訳だから、そもそも何兆円の会社にしますよとかじゃないですよね。

とかをおっしゃられていた。
一つ思ったのは、僕はこれまで一万円のシャツを買う人種では無かった。でも、山田さんと出会って、一万円のシャツを欲しくて買う人種になった。
それは、80%側の人間を20%側に持ってきたという需要の創造を成し得ているということと共に、ブランドってこういうエピソードのことを言うのかなと思った。僕は今、明確にファクトリエの良さを理解している。そしてその対価としての商品価格に納得をして支払いをする。そして、自分の身に着けているものがどういった出自であるかを説明できる。おそらく有名ブランドも、「これめっちゃすごくてさー、お前も買った方がええで」
みたいな期間があって、だんだんもはや言わなくても分かる「ブランド」になっていったんだと思う。その意味では、ファクトリエはその路線に少しずつなのか、既にどかーんなのかは分かりませんが乗っていることは確かであって、僕はこれからファクトリエのシャツで勝負していきながら、そのシャツに思い出を詰めて、そのシャツに醤油が飛び散って凹むんだと思います。本当、この会社が熊本本社ってのが嬉しいですし、そこに集まってくる人々が素敵です。

本社熊本でビビったHPが下記。
http://factelier.com/company/

ほな

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