大阪育ちのナガサキが熊本ではたらくブログ

~東京生活を捨て、妻と子供と熊本へ移住をし、地方の可能性を発信する夢見がちな一般ピーポーの日々~

気になる人の本棚にあった気になった本の話

      2016/11/15

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ブローカーっていう響き

前職が再エネ関係だった為、そこで発電所を作ってもいいですよって権利を持ってる人に会う機会が多かった。そして、その権利保有者と会い、協議をするところから営業が始まるという感じ。権利保有者であれば良いが、それを仲介するブローカーも多かった。ブローカーという単語を使うのはこの時が初めてであった為、ブローカーという響き慣れしていない自分は、ほぼ常にブローカーと発している時は、頭に(闇の)が付いている認識で進めていた。
(闇の)ブローカーなので、基本的に夕方に起きる。
(闇の)ブローカーなので、基本的に野菜は食べない。
(闇の)ブローカーなので、清掃活動には参加しない。
(闇の)ブローカーなので、悲しい過去があり、コンビニの募金は積極的にする。
みたいなイメージを持っていた。なので、「自分はブローカーっす」って人間が現れた時は、おぉ、言うてもええんやってなったりした。

太陽光 権利付き で検索

営業先に困り始めた僕は、どこ行こかねーとネットサーフィンを始め、ありがちな単語で検索をしていた。そしたら、一番上に上がってきた企業が探偵事務所だった。なんだこれは。だいぶ怪しい。まったく聞いたことが無い。ホームページの(闇の)ブローカー感がすごい。なのに検索で一番上に上がるのがここってことは一体この業界どうなってしまったのだ。だけども、すごい良いぞこれは。この怪しさから基本誰も触らないっしょってことで、社内確認してもコンタクト0だったので、そっこーでメールを入れた。そしたら、「貴方が御社から三人目の連絡ですが、社内で確認取れてないんですか」と何ともしょっぱい返事がきた。嘘をつけと電話をしたら、「あははー、勘違いしてましたー。いやー、でも御社がうちなんかきてもレベルが合わないっすよ。何もできんすよー」ってことだったので、そっこーで行くことにした。

表参道の山男

怪しさに拍車をかけるべく、事務所の立地が飛びぬけていた。表参道の駅を降りたら上がそうなんですレベルのビルだった。某有名芸能事務所とか、有名ファッションブランドが入っている。そのビルの玄関外でリュックサック背負って、さっき山から下りてきましたみたいな東幹久似の男が大きい声で電話していた。キラキラした街並みに明らかに一人浮いている。多分だけども、あいつやなと何となく感じたけども、違うかったら嫌なので無視して指定された11Fへ行った。レンタルオフィスらしく受付にはアダルティーなお姉さまが居た。探偵はまだ来ていないと言う。5分ほど待つとキョロキョロしながら、先ほどの山男がやってきた。やっぱりそうだった。

一か月120万円す。

山男と共に6人会議室ぐらいの事務所に入った。
自分「すげーとこですね!けっこー高そうですなー。」
山男「月120万ぐらいす。」
なんなんだ、なんだんだ、こいつは、さすがだ。
自分「HP見たら、探偵事務所ってなってたんですけど、僕本物の探偵初めて見ました。」
山男「最近までレアメタル探してたんすよ、レアメタルが含まれてる金属の産廃がどこにどれぐらいあるかみたいなのを。」
すげー、やっぱ聞いたことないことばっか聞けるぞ、いいぞ、これはいいぞ。
自分「なんで太陽光やってんすか?」
山男「頼まれたんすよ、太陽光向けの土地どっか探せって言われたんで。」
自分「すぐ見つけられたんすか?」
山男「すぐ見つかりますよ。だいたい全国に三千人ぐらいLINEで条件流せば写真送ってくれる人がいるんですよ、だいたい主婦とかですけど、タクシー運ちゃんとか詳しいですし、いっぱい写真が来たんで、良いところは実際行ってなんやかんやしてたら、なんかいっぱいまとめられて。」
その三千人とかが尾行とかもするんかなと思ったりするよ、うん。
山男「でもこの業界面白くて、—を開発する時は、—で通すとけっこー早くてうまくいくんすよ!ねー、知ってました!?」
こ、こいつ、がっつり捨て身でやってるからこそ分かること言ってはる。さすが、月120万払えるだけあるなと。たまにお金の入りと出が全く見えない世界があるが、この空間はまさにそれだった。

山男越しに見えた本

山男に色々教えてもらいながら、この人すげーおもれーなー、もっと修羅場の話聞きたいなーって思いながら、ふとファイルが並べられている本棚に一冊だけ本があった。タイトルを忘れないように、きっちり暗記することだけを考えていた。
置かれていた本は、


ほんまかと。これでちゃんと学んだんかと。気になるから置かないで欲しかったと。その日の帰り道、気になり過ぎてネットで買った。

一人部署の一人仕事

本の内容は、筆者が中学卒業後は学校に通わず独学で大検を取って、慶応に入学し、大学時代も通信教育で単位を取り、卒業。東大の教授になるまでのプロセスや大事な考え方が綴られている。まぁ、うん、そんなことよりも探偵はなぜこの本を選んだのか聞くの忘れてた。今、自分は一人部署で一人寂しく個別のタスクを粛々とこなしながら、自分で自分のタスクを増やしていくようなことをしている。独りで何かしてくってのはなかなか難しい。結果、一人でやったかと言われると独りではない訳やけども、はよ、楽しくなるとこまで突き抜けたい。久しぶりに独学の本読もうかと、思い出した。

ほな

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