大阪育ちのナガサキが熊本ではたらくブログ

~東京生活を捨て、妻と子供と熊本へ移住をし、地方の可能性を発信する夢見がちな一般ピーポーの日々~

「学力」の経済学を読んで、子供を大富豪にすることを目論んでみる

   

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余裕ぶっこいてたら、もう二週間経ってましたですよ、奥様。
年度末に巻き込まれております。

読んだ本6冊目:【「学力」の経済学】著者:中室牧子
一応父親をやっておりまして、子供をどう育てるのが良いのかというのは
人並みに考えていたりすると思うのですが、この永遠のテーマに「教育経済学」と言う
アプローチで、数値や事実を用いて教えてくれるのが、本書でございます。
タイトルは分かりずらいですが、子供に何をさせると「経済的」な効果があるのか、
もっと砕いて言うと、お金持ちになれるのかという話です(ちょっと違いますが・・・)。
結論、すげー良い内容なので、時間あれば眺めてみられてくださいませ。

子供をご褒美で釣るのは良いのか、ゲームをさせても良いのか、ほめて育てて良いのか、
みたいなキャッチーな内容を、エビデンス(実験結果)を元に、実際どうなのかを
指し示してくれます。あくまで統計的な結果なので、個々人に違いはあると理解はするものの、
こういう曖昧な問いに、データで答えるという手法は大好きなので、ふむふむと納得いくものが
多かったです。
で、私自身もよくありがちなのですが、「因果関係」と「相関関係」という話があって、
「読書をしているから、学力が高い」という「因果関係」を調べていくと、「学力の高い子供が
読書をしているにすぎない」という「相関関係」の可能性が導き出されるというこの感じは、
仕事をしてても、よく目くらましに合う典型的なケースなので、なるほどこういう風に表現すれば
説明が容易になるなと、便利な言い回しを得られました。

結局、教育にはいつ投資するのが最も効果が高いのか、については「幼児教育期」が提示されていました。
ただこれは「人的資本への投資」であって、何か習い事をバンバンさせたり、金をジャブジャブ使えという意味ではなく、
要するに「手間をかけろ」ということであったと解釈しました。
正直、子育ての勝負は中学生ぐらいなってからやろと勝手に思ってましたし、小さいうちは面倒くさいことばっかりなので、
気乗りしないこともしょっちゅうだった訳ですが、この時期に関わったことに対する、リターンが最も大きいことが示されていました。
そのリターンとは「非認知能力」であって、忍耐力とか、社会性とか、意欲的とか、自制心とか、やり抜く力とか、このなんとも
言えない「生きる力」みたいなものに変換され、この「生きる力」は昨今数値化することも出来てきて、テストの点数は重要ではない
とまでは言わないものの、この点が子供の成功において極めて重要な指標と言えるということが立証されていたことは、心から
納得がいくものでした。

テストの点なんて重要じゃねーんだよ!は、どこかでそう思っている部分もあるものの、なんでそう感じるんだろうかなぁと言うのに
拠り所となる根拠めいたものを見つけられたのはありがたかったですし、効果が出にくい政策(例えば子供手当てとか・・・)は、
なぜ効果が出ないのかとか、効果を測定していないとかも、ロジカルで面白かったですし、もっといろんな人がこういうこと
知っておくべきだなと感じた次第です。

ただ、幼児期があと一年で終わる長男が、鼻たらしながらルパンレンジャーを見ている姿を見て、もはや手遅れなのではないかと、
一抹の不安を覚えましたが、どうにか人的資本への投資を加速させていこうと誓いました。

ほな

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